Soutokuzan kakuouji

覚王寺について

1892(明治25)年、内平可敬が山命を受けて熊本から来道。
屯田兵の入植に伴い、開拓時代の人々と苦労や喜びを分かち合いながら、
阿弥陀さまの救いにであうご縁を紡いだのが「覚王寺」の始まりです。

麻生という地に根ざし、み教えを伝えつづけて120年以上。

僧侶としてはもちろん、人として
地域の一員として、どうお役に立てるかを見つめています。

身近な方をなくされた悲しみ、さみしさに向き合うとき、
まずはご遺族の思い(グリーフ)をそのまま受けとめ、
お勤めさせていただくことを私たちは何よりも大切にしています。

より多くの方々の心のよりどころであるために。

これまでお寺とのつながりがない方も、
どうぞ、お気軽にお問い合わせ、ご来寺ください。

どのようなときも、私たちはあなたの話し相手でありたいと願っています。

つなぐ

どのようなときも、心のよりどころでありたい。

住職
内平 淳一

ご門徒さまはもちろん、ご門徒以外の方や若い方、地域の方にお寺を身近に感じていただけるよう日々努めています。商店街や町内会と積極的に交流するなど、親しみやすいお寺づくりを目指しています。2020(令和2)年より第5世住職に就任。

前住職
内平 義和

「さあ歩もうよ あなたと共に心安らかなお念仏の道」をスローガンに、一人でも多くの方がお寺に足を運び、共にみ教えをいただき、気持ちを分かち合っていけるようお勤めしています。

  • 法務員
    猪股 慎一郎
  • 前坊守
    内平 良子
  • 前住職
    内平 義和
  • 住 職
    内平 淳一
  • 坊 守
    内平 里奈
  • 長女
    結衣
  • 法務員
    堀川 英詩

左から順に

  • 法務員
    猪股 慎一郎
  • 前坊守
    内平 良子
  • 前住職
    内平 義和
  • 住 職
    内平 淳一
  • 坊 守
    内平 里奈
    長女
    結衣
  • 法務員
    堀川 英詩

施設紹介

1995(平成7)年の開教100年記念事業として本堂等を新設。100畳のゆったりとした本堂をはじめ
大広間や和室、納骨堂などがそろい、葬儀から法事、納骨まであらゆるご要望にお応えしています。
椅子をご用意していますので、足がご不自由な方も安心してお参りいただけます。
音響設備、冷暖房設備、エレベーターも完備しています。

  • 本堂
    阿弥陀如来を安置する内陣(ないじん)と100畳の外陣(げじん)からなる本堂。いつでもご遠慮なくお参り、ご見学ください。
  • 本堂天井画
    四季の花々が色鮮やかに描かれた格子状の天井が、お参りの方々をあたたかく見守っています。
  • 第1納骨堂
    ゆとりの空間にご本尊をはじめ広い水場、エレベーターを設置。お盆やお彼岸の時期にはたくさんのご門徒さまにお参りいただいています。
  • 第2納骨堂
    2011(平成23)年に増築した厳かなお堂。やわらかな光につつまれた明るい雰囲気の中、お一人でも安心してお参りいただけます。
  • 第3納骨堂
    2019(令和元)年に増設した納骨堂。納骨壇の数を抑えて、白壁の空間にゆとりを持ってレイアウトしていますので、ゆっくりお参りいただけます。
  • 大広間
    葬儀・法要などの仏事をはじめ、法事の会食等にご利用いただけます。椅子席で60名さま収容可能。仏事以外のご利用希望は、お問い合わせください。
  • 小広間
    少人数での葬儀・法事、地域の集まり等に適したお部屋です。椅子席で20名さま収容可能。
  • 納骨堂ホール
    納骨堂にお参りの際に休憩いただけるスペースです。ご家族や親族との団らんの場としても、ごゆっくりご利用いただけます。
  • 和室
    ご家族だけの法事など10名さま以下でのご利用に最適な落ち着いたお部屋です。
  • エントランス
    シックなデザインに彩られたエントランスが、お参りの方々を穏やかに迎え入れ、非日常的な時間へと誘います。正面のデジタルサイネージが法要や行事をご案内します。
  • 待合スペース
    お参りいただいた際にご利用いただける休憩スペースです。お茶やコーヒーもご用意していますので、ご自由にお楽しみください。
  • 鐘楼堂
    北海道の宮大工による、鐘つきのお堂です。大晦日には、どなたでも(先着108名)つくことができます。
  • 外観
    伝統的な落ち着いた雰囲気を残しながらも、周辺環境にとけこむ現代的な意匠を取り入れた建築。駐車場40台分ご用意しています。

浄土真宗の教え

浄土真宗のお寺に安置されている阿弥陀如来は、 横から見ると少し前に傾いています。 自分のことだけで悩み、もがく私たちに 全身で語りかけてくださるお姿です。
生まれるときも、往生するときも 「自力」ではどうすることもできません。 そんな愚かさに気づけない私たち
すべてを必ず救うことが、
浄土真宗の「他力本願」のみ教えです。
「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」とは、 阿弥陀如来の大きな願いが
こめられた喚(よ)び声。
母親が生まれたばかりの赤ちゃんに 「お母さんよ。何も心配しなくていいのよ」と 呼びかける言葉と似ています。
煩悩をかかえたまま誰もが救われるという 浄土真宗の教えを開かれた親鸞聖人。 手を合わせ、お念仏するとき、 いつも一人じゃないという、 あたたかな安心感につつまれるでしょう。

覚王寺のあゆみ

明治25年
内平可敬、熊本県より来道。
明治29年
浄土真宗本願寺派新琴似説教所を開設する。
明治38年
浄土真宗本願寺派「覚王寺」として寺号公称が 認可され、内平可敬、開基住職を拝命する。
昭 和 初 期
鐘楼堂の建立。
昭和 7年
本堂・庫裡落成慶讃法要を厳修。
昭和17年
門柱建立。 太平洋戦争のため梵鐘を供出。
昭和18年
内平義雄、第二世住職の拝命。
昭和23年
梵鐘の再鋳。
開教50年記念慶讃法要厳修。
昭和37年
親鸞聖人700回大遠忌法要厳修。
昭和46年
納骨堂落成慶讃法要厳修。
昭和48年
親鸞聖人ご誕生800年・立教開宗750年記念並びに庫裡落成慶讃法要厳修。
昭和52年
内平義敬、第三世住職の拝命。
昭和54年
鐘楼堂移設、境内地整備工事。
昭和55年
寺号公称75周年記念並第三世住職継職慶讃法要。
昭和57年
納骨堂の増改築工事。
平成 3年
旧本堂最後の報恩講。
平成 4年
開教100年記念事業として本堂等諸施設の新築工事。
平成 7年
開教100年記念並本堂等諸施設落成慶讃法要厳修。
平成14年
内平義和、第4世住職拝命。
平成15年
第4世住職継職慶讃法要。
平成21年
本堂天井彩色工事。
平成23年
第2納骨堂新築工事。
令和 2年
内平淳一、第5世住職拝命。